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2010年5月28日

生老病死のなかで、不調を理解する。

鈴木です。

だいぶ暖かくなって、活動しやすい季節になってきましたsun
ですが、天気の変化が大きいので、
自分の体調をよく見て行動するのが大切な季節ですね。

さて、最近私は、いくつかワークショップに参加して、
生と死や、病など、
人として根源的なテーマについて、
色々な人と一緒に考えたり、思いを共有したりする機会がありました。

指圧師は身体についてのミクロな目も必要ですが、
時には広く、人間について考えることも必要です。
そういう意味でも、ありがたい機会でした。

ここでいきなり仏教を出しますが、
別に宗教に焦点を当てた話をしたいわけではないのですが、
仏教では、人間誰でも避けて通れない、4つの苦しみとして
「生老病死(しょうろうびょうし)」を挙げています。

仏教的な解釈は諸説あると思うので触れませんが、
とにかく、
広く、一般的に、人生をみたときに、
人として生きている以上、この4つに、皆直面することになります。

その中で、特に「老・病」についてですが、
あなたは、体調を壊した時、
ある日起こった不調をどのように捉えるでしょうか?

起きたときには「いきなり起きたトラブル」と感じて、
「正常」が突如「異常」になってしまったように感じて慌てる方も、
きっと多いと思います。

しかし、長い視点で見ると、
不慮の事故などを除けば、
私たちの身体が変化していくのは「生老病死」のプロセスの一部です。
そういう長い目で見ると、それは一時的にいきなり起こった異常ではなく、
生きている上で起こる、必然的な変化の一部だ、とも言えるでしょう。
これは、私たちが生きていることの、証でもあります。

長い変化がベースにあって、
それが一定のレベルを超えたり、あるきっかけに接したりすると、
症状として現れてくる。
突然のように見えるだけで、身体の側から見ると、突然ではありません。

同じ不調、病気でも、
このように、「長い視点で考えるかどうか」で、
捉え方、感じ方が変わってきます。

では、長い視点で考えることは、どんなメリットがあるでしょうか。

身体の側は「生老病死」のプロセスの中で、長い時間軸で、変化しています。
にもかかわらず、短い視点で考えていると、
不調が起きたときに、それを予期していないわけですから、
慌てたり、それを受け入れにくくなったりしますし、
一時的な対症療法で苦痛を凌いで、症状が治まるとまた忘れてしまいがちです。

逆に、長い視点で考えられている方は、
私の指圧を受けていただいている方でもそういう方がいて尊敬しているのですが、
日常的な変化に決め細やかに対応する姿勢が感じられます。
そういう姿勢は、短期的には大きな効果を生むものではありません。
地味だし、その対処をしなくても、違いを感じにくいものです。
そのため、長い視点を持っていないと、
そんなことをする意味を感じることができません。

しかし、長期的に見ると、
その姿勢が大きな差を生むものだと思います。
その姿勢こそがやがて、
「老」や「死」をどんな形で迎えるかに、
大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。

といっても、いきなりそのような視点を、
言葉で言われて持つのは、難しいかもしれません。

ですので、指圧を受けていただく際は、
難しく考えなくて大丈夫なので、
ぜひ、自身の身体を感じながら、受けていただきたいと思います。

そして、長い時間の中で変化し続けている、生きている身体を、
少しでも感じ取っていただけたらいいなと思っています。

【鈴木】

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