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2011年2月 9日

表層の凝りと深部の凝り

最近、寒暖の差が激しいので、体調を崩されている方も多いと思います。

暖かくなるのももう少し…。

体を冷やさないよう心がけ、頑張りましょう!

さて、今回は、われわれ指圧師の治療のターゲットの一つである
「凝り」について考えてみたいと思います。

一言で「凝り」といっても、その形や質には結構バリエーションがあるということに
気づいている方は多いと思います。(あくまで治療師側ですが…。)

丸いようなもの、板状になっているもの、細いワイヤー状になっているもの、
冷感を感じるもの、どこかにへばりついているようなもの、などなど
人の凝りって意外にいろんなものがあるようです。

以前に、過度に働いている筋はパンパンに張っていて、
うまく縮んでいないものは索状(細いワイアー状)になるということを
ご紹介させていただいたことがあったと思いますが、
今回は、「浅い凝り」と「深い凝り」についてご紹介させていただきます。

筋は、骨に近い位置から何層かに分かれています。
例えば、肩関節ですと一番深い位置にある回旋筋腱板(いわゆるinnner Muscle)があり、
その上に三角筋や大胸筋などのouter muscleが重なっています。

動きの中で、innnerとouterの働きがどのように違うかというと、
前者は関節の位置取りや動きの方向を決定する働きをし、
後者は、大きな力を生み出す働きをしているのです。

この両者がバランスよく働くことで、スムーズな動きであったり、
正常な可動域が保たれているということになるわけです。

先日、肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)でみえた患者さんがいらっしゃいました。

< 症 状 >
肩関節の外転角度90°(肩を水平にできるくらい)
内・外旋障害(結帯動作、結髪動作障害)あり

outerに関しては、それほどの凝りはみられませんでしたが、
innerの固いこと、固いこと…。

しかしながら、致し方のないことなんでしょう。
outerを緩めるのは簡単ですが、innnerを緩めるのは意外に難しいんです。

innnerまで圧を届かせるためには、出来るだけ痛みを感じさせない
心地よい圧を加えなければいけないからです。

出来るだけ痛み刺激にならないよう留意し、
innerの緊張をといたところ、1回の施術で以下の変化がみられました。

< 術後の変化 >

肩関節外転180°(腕が耳までつく角度)
内・外旋障害の改善(結帯動作、結髪動作ができるようになった)

このように、臨床において、深部の凝りをとることが治療効果に直結する
大きな因子の一つであり、深部の凝りがとれていないために、
症状が緩和されていない方も多いように思われます。

深部の凝りに届くような圧を身につける重要性を改めて感じた瞬間でした。

【 金子 】

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コメント

ひたすら強いものって
効いているようで、あまり効いていないのですよねgood

ひたすら強い指圧
ひたすら強い言葉
ひたすら強いリーダーシップ

力任せで直線的で
意外と脆く崩れるものだったりしますよね

やさしくやわらかでも
深くまで染み入る指圧paper
心の奥深くに届く指圧

人の心の琴線に触れる指圧は
いつも優しくやわらかく
あたたかいものですよね・・・

言葉もそうだし
コミュニケーションもそうだし

音楽だって
何だって
深いところまで届いて染み入るものは
決して強いばかりではないのですよねclub

浪越徳治郎先生は
それを伝えてきたのだと思うのです。

僕らも一生追求ですね・・・。

投稿: キム | 2011年2月18日 13時42分

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