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2011年5月15日

細胞レベルでの健康

私たちの体を構成する細胞。

その数、約60兆個にも達するといわれています。

細胞が集まって組織がつくられ、組織が集まって器官がつくられ、その器官が私たちの生命活動を営む基盤になっているわけです。

私たちは、日ごろ「胃の調子が悪い」とか「肝臓の機能が悪いと言われた」などと体の不調を器官の不調として捉えています。

人間は、ある器官の不調が出現することで自分が健康ではないということを認識することの方が多いようです。

ですが、「器官の不調」は「それらを構成する細胞の不調」と捉えることもできるわけです。

我々の細胞は、ATPという物質をエネルギーとして利用して活動しています。

では、ATPを産生するために必要な物質は何か?
答えは「グルコース」と「酸素」です。

勿論、酸素を用いずにエネルギーを産生する機構も持ち合わせていますが、細胞の活動を維持するに必要なエネルギーを充分産生するには間に合わない程度のものでしかありません。

ですから、細胞に充分な酸素が供給されないと細胞一つ一つの働きが低下し、細胞の集まりとしての器官の機能も低下してくるということになります。

では、エネルギーが不足すると細胞はどうなるか?

例を挙げたらきりがありませんが、その一つとして「ナトリウムポンプ」という機能をご紹介しながら細胞の変化を説明していきたいと思います。

細胞には様々な形でナトリウムが流入してきます。
ですが、本来細胞内にはナトリウムは少ない。
ですから、細胞内に流入したナトリウムは細胞外に出さなければならないということになります。

一度細胞に入ったナトリウムはエネルギーを使う「能動輸送」で細胞外に出されます。これがナトリウムポンプという仕組みです。

細胞でのエネルギー産生が障害されると、細胞内のナトリウム濃度が上昇し、細胞内に水が蓄積してしまいます。いわゆる「細胞浮腫」です。

このようなことが起これば、細胞の働きは障害され、器官全体の機能も落ちてくるという事になります。

ですから、細胞に酸素が不足しないような状態をつくる事が重要となってきます。

何が重要か…日頃から血行を良くすることに尽きる。

指圧療法で自律神経機能を調整することや軟部組織の柔軟性を維持することによって、血行の良い状態を保つことが細胞レベルでの健康を保つには大切なことだと思います。

その延長線上に全身の健康が成り立つのだと考えています。

【金 子】

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