« 水風呂のススメ | トップページ | お洒落は足元から  »

2011年7月18日

「夏バテ」と指圧

すっかり夏真っ盛り、暑い日が続いていますが、
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏は始まりが早く、今後もかなり暑くなりそうですし、
節電という要素も加わって、
体温調節と体調維持がなかなか難しいと思います。

暑さで直接的に怖いのは熱中症。
ですが、さらにいわゆる「夏バテ」も気をつけたいところです。

普段、その場の一時的な暑さを避けることだけを考えがちですが、
夏の間を通じて体温調節機能自体が落ちてくることも多いものです。
その上、消化機能が低下し、体力が落ちやすくなります。

人の平熱は一定の範囲内に保たれるよう調節されていますが、
暑い時に体の熱が上がり過ぎないようにする直接の主役は「皮膚」と「汗」です。

身体の熱が過剰になりそうになると、
自律神経の作用によって、皮膚に近い血管が広がり、
皮膚に近い血流が増えることで、血液→皮膚→外気へと熱を逃がします。

さらに、ご存じのように、
汗をかいて、水分とともに熱を逃します。
このために、水分と塩分の補給が欠かせないことは、盛んに言われている通りです。
この汗をかくという作用も、自律神経の作用によります。

 *

暑い環境下で、身体がその熱を逃すことに注力していると、
血液循環が熱を逃すほうにとられ、その分、消化器系への血流が低下して、
消化機能が低下しやすくなるといわれています。

また、冷房下と野外の温度差や、冷たい食べ物など、
温度差の大きい環境に体をさらし続けること、
もしくは体温調節の限界近くまで暑い環境下に身をさらし続けることなどで、
自律神経の調節自体に失調をきたすことが考えられます。

体温調節機能への過剰な負担が生み出す、
消化機能の低下と自律神経の失調。
これは、全身的な疲労の回復を妨げます。
エネルギーを取り入れる働き(消化)と、
身体を修復し活動させる働き(自律神経)とが不調になるのですから、
当然のことと言えるでしょう。

疲労を回復できないにもかかわらず、
相変わらず気温は高く、体温調節の負担は大きいわけですから、
一度「夏バテ」的な不調に陥ると、
悪循環に陥り、なかなか回復しにくいことが多いようです。

 *

さて、夏バテと指圧というと、
あまりその効果がイメージしにくいかもしれません。

しかし、上記のような悪循環に陥った場合、
まず腹部の指圧によって、
機能の低くなった硬い(あるいは鈍い)お腹に動きを取り戻し、
消化機能を呼び戻すお手伝いができると思います。

また、腹部や全身の指圧によって、
疲労回復しにくい状態、自律神経の失調状態を改善させること、
それによってしっかり身体を休息させ、
「調節しながら生きていく力」を取り戻すように促していくことは、
悪循環を脱するための有効なアプローチになると思います。

消化機能や自律神経機能は、
いわゆる夏バテの症状が出る前から落ちてくると考えられるため、
予防的に指圧を受けておくことも有効でしょう。

長い夏は、ご自身の体質や、普段の環境に合わせた、
こまめな「熱への対策」のための行動が大切です。
ですが、それに加えて、身体全体の視点もとても大切で、
より根本的な健康管理として指圧を活用し、
消化機能や自律神経、疲労への対策を行っていただければと思います。

【鈴木】

|

« 水風呂のススメ | トップページ | お洒落は足元から  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1159957/40861667

この記事へのトラックバック一覧です: 「夏バテ」と指圧:

« 水風呂のススメ | トップページ | お洒落は足元から  »