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2010年10月30日 (土)

普通救命講習会に行ってきました!

先日、荻窪消防団第6分団主催の「普通救命講習会」に参加してきました。
Photo_2

新規講習は¥1,400-
既に受講された事のある方は
更新講習¥1,200-。



内容は
心肺蘇生法や止血法などの救命方法の講習
及びAED(自動対外式除細動器)
の使用説明と実技講習。

終了しますと、東京消防庁より
普通救命の資格が届きます。

・・・はるか昔・・・
自動車教習所で受けた記憶が。
当時は一人の代表者が実技をし、
私は選ばれないようにと、もじもじ後ずさり。

新規講習です。

平成18年から全国の消防機関で2005年版の世界基準に沿った応急手当(救命手当)
の普及が開始されたそうです。
(応急手当の方法は5年毎に見直され、常にその時々で最良の方法が世界基準となります)

怪我人や急病人が発生した場合に(出来れば遭遇したくないが本音かもしれません)、
119番してから救急隊が到着するまで5~10分。この間が命を左右する大切な時間です。
その場に居合わせた人(バイスタンダー)が救急隊の到着まで、
落ち着いて応急手当をすることが出来れば大切な命を救うことが出来るかもしれません。

その為には日頃から応急手当に関する知識と技術を身につけておくことが大切です。

まずはテキストに沿って説明を受け頭で理解。そして実技。

救命処置とは3つ。

①「心肺蘇生(CPR)※」:反応と普段通りの息が無く、呼吸と心臓が停止もしくは
これに近い状態に陥った時に呼吸と心臓の機能を補助するために
「人口呼吸」と「心臓マッサージの為の胸骨圧迫」を行うこと。
   ※英語でcardio(心臓)・pulmonary(肺)・resuscitation(蘇生)

②「AED(自動体外式除細動器)を用いた除細動」:不整脈によって心臓が停止している
時にAEDを用いて除細動(電気ショック)を行うこと。

③「気道異物除去」:気道(空気の通り道)に異物を詰らせ呼吸が出来なくなっている人の
異物を取り除くこと。

周囲の安全を確認し、二次的危険を取り除く。
傷病者と自分の安全を確保した上で肩をたたきながら耳の近くで「わかりますか」「大丈夫ですか」などの呼びかけ。


反応が無い場合、ただちに大きな声で周囲へ「救急車の要請」「AEDを取ってきて」と
人を指定して協力を求める。

気道確保し、呼吸確認。(①見て②聞いて③感じる)。

人工呼吸(2回)と胸骨圧迫(30回)を繰り返す。
 <  写真右:人口呼吸用マウスピース >

反応が無く、普段通りの息の無い傷病者にはAEDによる除細動が必要になります。

 < 写真左:AED >
使い方は簡単。電源を入れ、メッセージ通りに落ち着いて行動すれば問題ありません。

説明を受けた後、班ごとにわかれて一人一人順番にやってみたのですが、
本番では無いと分かっていても気持ちが焦っておろおろ。
2回ずつやってみたのですが、回を増せば落ち着きも出てきそうです。
お隣の参加者さんは「とっさに落ち着いて出来るかしら・・・」私もまさに同じ思いでした。

医療人に限らず、人として、周りの大切な人を救うお手伝いが出来れば、こんなに嬉しい事はありませんし、いつ誰が、どんな場面に遭遇するかわかりません。
その時の為に、皆さんも一度、ぜひ、体験してみて下さい。
大切な人を想って・・・。

【小川】

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コメント

講習会行って来たんですねー。
内容を忘れるのは早いですから、数日に1度なんとなくでいいから流れを復習しておくといいですよ。
本当は事故や救急なんて起きないのが一番ですけどね。

またガイドライン変更になるんで、来年度もう一回受講されるといいと思います。

目の前で人が倒れた時に、一歩を踏み出す勇気は普段の練習から出てくる事が大きいと思います。

なんて…偉そうにすんません。

投稿: yasutaka | 2010年11月13日 (土) 07時50分

yasutakaさん、コメントありがとうございます。
そうですね、yasutakaさんのおっしゃる通り、数日に一度の復習はとても大切ですね。yasutakaさんの言葉には重みがあります。いつもお手本になっていただいていて、偉そうなんかじゃありませんよ。
一歩を踏み出す勇気が、迷いなく踏み出せるように復習します!

投稿: 小川 | 2010年11月13日 (土) 21時14分

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